平城山の風に
歌集
第一歌集の『瓊花』を出してから、いつの間にか十年余りが過ぎた。二〇一五年の十一月に、七十八年続いた「青樫」を終刊したことは、大きな出来事であった。二〇〇一年以来十五年間の「青樫」編集・発行人として日々が「青樫」中心の生活であった。
本歌集に塚本邦雄に関する小文を載せたのも、草創期の「青樫」の様子を残しておきたいと考えたからである。
集名を『平城山の風に』としたのは、奈良の北辺・奈良阪に転居し、奈良(寧楽)の歴史に触れる機会が多くなって、肌身に感じるようになったからである。・・・「あとがき」より
A5変型フランス装
190ページ
2500円(税別)
ISBNコード
9784861985171