奈良彦
歌集
万葉集の地に住み古る著者が、あくまで定型を信じ韻律に身を寄り添わせる。
おおく日常、身辺に歌の材をとりながらも、時に荒魂と和魂のせめぎ合いを見せ、哲学的思索に耽る。
と揺りかう揺り揺られ歩けばしんとろりしんとろり秋の日暮れは近し
古語をひたすら愛しつづける歌人がつかう大和言葉は、かくまで美しい。・・・「帯」より
四六判上製
202ページ
2500円(税別)
ISBNコード
9784861985478