朧三日月
歌集
千曲川辺の自然、風物を愛でつつ、そしてなにより執心する大谷翔平を熱烈に詠む歌の数々。ユーモアをまじえる飄逸な詠い方だが、どこかで物事の本質を摑む目が一冊の中でいくつも感じられる。
跨線橋を下れば左右に花水木 気付かざりしよ歌詠むまでは
こういった飾らない素直な吐露、心情の告白も作者の真骨頂だろう。
父から短歌を受け継いだ、信州に住まう作者の第一歌集。・・・「帯」より
四六判上製
188ページ
2000円(税別)
ISBNコード
9784861985836