肩縄に吊（つる）せる箱の葡萄の重みけふの我の喜びとして

『マロニエの梢』には、葡萄の世界が豊かに広がっている。笛吹川の瀬音が響いてくるところに葡萄畑があり、作者も穫り入れに加わり、「葡萄の重み」を「けふの我の喜びとして」と詠む。この歌集がもつ大きな魅力であろう。・・・青木道枝「解説」より

四六判上製
214ページ
2500円（税別）

ISBNコード
9784861986215