骨酒
歌集
思えば私は、こうした友人達に恵まれ、幸せな人生を送ることが出来たのだと思う。
この歌集は、そうした山の友、歌の友との交流を示す一書となることは間違いあるまい。(本書あとがき)
老境を深める歌人はつぎつぎと長年の友人たちを喪っていく。そうした親しい人びとに、そしてなによりも両親に捧げる一著。
朱漆の大盃満たす木曾の酒岩魚の骨酒心行くまで
野麦峠の笹原なかに楤の大樹(たいじゆ)あり惜しみつつ採りきその太き芽を
一人くらゐ原発全廃言うて見よまことの政治家ゐると言ふなら
カステル4Bもてあそびつつ歌数首思ひ煩ふときが至福か
茂吉大人(うし)のみ骨と思へばおほけなし吾が手の窪のこの一片(ひとひら)よ・・・「帯」より
A5判変型上製
180ページ
2500円(税別)
ISBNコード
9784861986536


