海洋緑道
歌集
サフィニアの花が真紅に群れ咲けり見つめているとどこかが燃える
この歌は不思議な歌だ。「どこかが燃える」が魅力的なフレーズであるが、どこなのだろう?内面的なものともとれるし視覚的にそう捉えているのかもしれない。静かな情熱のようなものが燃えているような印象を受けた。このような歌が次の杉本さんの歌をさらに広げていくのではと思っている。・・・前田康子「跋文」より
四六判上製
178ページ
2500円(税別)
ISBNコード
9784861983610