夏・二〇一〇(2刷)
歌集
本歌集は、私のこれまでの歌集のなかで、もっとも大切なもののうちのひとつになると思っている。タイトル『夏・二〇一〇』は、いささか若すぎる響きを持つが、二〇一〇年の夏は、私には生涯決して忘れることのできない夏になってしまった。妻の河野裕子が亡くなったのは、八月十二日。本歌集の大部分を占める、その前後の歌の多くを、私はまだ客観的に読むことができない。 ・・著者「あとがき」より
A5判上製
252ページ
2600円(税別)
ISBNコード
9784861982095